この料理は、スペイン北部のバスク地方にあるサンセバスチャンで見つけました
サンセバスチャンは、最近「世界の美食の街」として注目されています
市内には「バル」と呼ばれる、１０人くらい入ったらいっぱいになるような小さな居酒屋が１００軒以上集まった「バル街」があります
椅子席はほとんどなく、カウンターで立ち飲みをする気軽な店で、客は「バル巡り」と称して何軒も「はしご」をして楽しむのです
バルでは「ピンチョス」と呼ばれるさまざまなおつまみが出され、このきのこ炒めもそのひとつです
作り方は簡単、数種類のきのこをオリ-ブオイルで炒め、塩、コショウで味を調えます
中央に卵黄を落とし、きのこと絡め合わせながら食べるのです
スペインのきのこは、かさが赤いエリンギに似ているものや、黒々とした舞茸のようなものが入っていて濃厚な味わいでした
お酒は「チャコリ」と呼ばれる地元の白ワインがよく合いました
今回は、椎茸、舞茸、エリンギ、しめじを使ってみました
日本のきのこは、あっさりした味わいになりました
皆さんも、秋たけなわのきのこで、どうぞお試しください
くれぐれも卵黄をお忘れなく！